原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)
原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)ってどんな病気?
どのくらいの人がなるの?
•主な血液のがん(悪性リンパ腫)の患者数
PMBCL(原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫)は、悪性リンパ腫という血液のがんのひとつです。
悪性リンパ腫の患者数は、血液のがんとしてよく知られた白血病よりも多く、日本では年々増え続けています。2022年には悪性リンパ腫の罹患数(新たにがんと診断される人の数)は約3万7千100人と推定されています1)。
悪性リンパ腫のなかで、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫(PMBCL)は0.35%であったとの報告があり2)、まれな病気です。
主な血液のがんの罹患数の推移
国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」より作図
Aoki R et al. Pathol Int 2008; 58:174-182より作図
30歳代での発症が多く、男女差は人種によって異なりますが、女性が多いと言われています。
1)国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」2022年のがん統計予測(2023年3月時点)
2)Aoki R et al. Pathol Int 2008; 58:174-182