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卵巣がん



卵巣がんとは

臨床指導:大阪大学大学院医学系研究科産科学婦人科学教室 教授 木村 正 先生




がんの型と広がり


卵巣がんは、その性質(組織型)や広がり方(病期)によって下記のように分類されます。

がんの性質(組織型)による分類1, 2)

卵巣がんで最も多いのは、卵巣の表層をおおっている細胞から発生した上皮性のがんです。この上皮性のがんは主に4つの組織型(「漿液(しょうえき)性がん」「明(めい)細胞がん」「類内膜(るいないまく)がん」「粘液性がん」)に分けられ、それぞれ異なった性質をもっています。

上皮性卵巣がんの組織型と特徴1-4)

漿液性がん(約38%)

進行して見つかることが多い

抗がん剤が効きやすい

明細胞がん(約23%)

早期に見つかることが多い

抗がん剤が効きにくい

類内膜がん(約17%)

早期に見つかることが多い

抗がん剤が効きやすい

粘液性がん(約10%)

早期に見つかることが多い

抗がん剤が効きにくい

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「卵巣がん 基礎知識」(2018年8月時点)
  2. 日本婦人科腫瘍学会 編. 卵巣がん治療ガイドライン 2015年版. 金原出版, p49-50, 2016.
  3. 日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会報告 2015年度患者年報. 日本産科婦人科学会雑誌 2017; 69: 1171-1216.
  4. 宇津木久仁子 監. 子宮がん・卵巣がん より良い選択をするための完全ガイド. 講談社, p36, 2017.

がんの広がり(病期)による分類5, 6)

卵巣がんは、手術前の臨床検査と、生検や手術時の視診・触診・病理学的検査によって評価したがんの広がり具合により、Ⅰ期からⅣ期までの4つの段階(病期)に分類されます。

※顕微鏡を使って細胞の形を見る検査

がんの広がりによる分類
  1. 日本婦人科腫瘍学会 編. 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第2版. 金原出版, p152-154, 2016.
  2. 日本婦人科腫瘍学会 編. 患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドライン 第2版. 金原出版, p156-157, 2016.

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