皮膚がん/メラノーマ
検査・診断
監修:札幌医科大学医学部皮膚科学講座 教授 宇原 久 先生
メラノーマの診断のために必要な検査
メラノーマの診察では、まず医師が肉眼で観察します(参照:ABCDEルール)。写真を撮っておくことが必須です。次に、ダーモスコピー検査で病変部を拡大して観察します。病変部を切り取って顕微鏡で調べる皮膚生検(病理検査)は診断の確定や治療方針を決定するために行われます。
•ダーモスコピー検査
「ダーモスコープ」という拡大鏡を使って行います。偏光レンズを通して病変部を拡大して観察することができます。まったく痛みを伴わない簡単な検査であり、メラニンが作る模様や血管の状態を詳しく観察することができます。
ダーモスコピー
ダーモスコープ(拡大鏡)
•皮膚生検(病理検査)
病変の一部または全部を切り取り、それをもとに病理標本を作製して顕微鏡で観察する検査です。
顕微鏡検査(病理)