記録する
「やりたいこと」や「困りごと」を具体的に教えてください。
記録することが大事
痛みやつらさ、困りごとなどをやわらげて、生活のリズムを整えていくことは大切です。そのためには、下の表のようなことを記録しておきましょう。例えば、「子どものお弁当を作るので、その時間はカラダが動けるようにしたい」といった希望や、「便秘がひどくて何だか集中できない」といった困りごとを伝えることで医療者ともコミュニケーションがとれ、それに適したお薬を処方したり、工夫・改善できることを一緒に考えていったりすることができます。お気に入りのノートに日記として記録したり、アプリを使用したり、お薬手帳に書き込んだりすることもオススメです。症状や自分の生活のリズムにあわせて、主治医と相談しながらお薬を調節していきましょう。
記録の例
どこに?
背中、腰、股関節 など
どのようなときに?
座っているとき、寝返りをうつとき、歩いているとき など
どれくらい?
1番強いときの痛み、1番弱いときの痛み、1日の平均した痛みを数字であらわす
いつから?
朝から 夕食後 〇日前から など
パターンはある?
普段はほとんど痛みはないが1日に何回か強い痛みがある、普段から強い痛みがあり1日の間に強い痛みと弱い痛みがある、1日を通して強い痛みが続く など
症状を言葉であらわすと?
ずきずき、ぴりぴり、ちりちり、がんがん、重だるい、しめつけられるような、うずくような、身の置きどころのないような など
その痛みがあることで困っていることは?
動くと痛くて家事ができない、寝返りがうてないのでよく眠れない など
どんなときに痛みがやわらいだ?
温めた、冷やした など
薬剤師さんをもっと身近に
ご自宅の近所で、在宅医療に対応しているかかりつけ薬局・薬剤師を見つけておくと、些細なことでも気軽に相談できて安心でしょう。あなたの治療の経過がわかっている薬剤師さんなら、お薬や体調面の管理だけではなく、医師や看護師とは違った薬剤師ならではの視点からアドバイスをくれたり、症状によっては主治医への意見・提案もしてくれたりすることでしょう。
ココロにもお薬をもらえた気がしました
通院時には紙のお薬手帳を持参し、病院薬剤師さんから院外薬局の薬剤師さんへ、当日の治療と副作用の様子について、お薬手帳に貼るシールで共有をしてもらっています。先日、処方箋の変更に気づいた院外薬局の薬剤師さんが、「治療が変更になるのでは?」と親身になって心配をしてくれました。日頃からお薬の使い方や副作用のことなど、気になることはなんでも薬剤師さんに相談していますが、診察後の不安なココロに寄り添ってくれたことが、とても嬉しかったです。処方されたお薬のことだけでなく、ココロにも寄り添ってくれる薬剤師さん。これからも頼りにしていきたいなぁと思います。