ココロの気がかり
気になっていることを、ひとつずつ整理していきましょう。
ココロにふたをしないで
「今の治療はいつまで続けられるんだろう」「子どもの将来のためにも治療費の負担はできるだけおさえたい」「思うように仕事ができず、周りの期待にも応えられなくなってきた気がする」さまざまな気がかりについて、どこから整理すればよいのかわからず混乱したり、周りに迷惑をかけないよう明るく振るまいながらココロの葛藤と闘ったりしていることもあるでしょう。気がかりや困りごとは人それぞれ。誰にも言いたくないことだってあると思います。
その時どきで揺れ動くココロにふたをせず、あなたの素直な気持ちを言葉にしてみませんか。日記やブログなどに書きながら感情を整理したり、「やりたいこと」だけではなく「やりたくないこと」や「絶対にいやなこと」を書きだして、それについて周りの意見を聞いてみたりすることも方法のひとつです。思いっきり泣いてみたり、「これからどうなるのか怖い」と言ったりしてもいいのです。「こんなことを話してもいいのかな」と思うことこそ、話してみてほしいと思います。
これからの見通しを共有しておくことも大切
自分の希望を周りに伝えていくのは、思いのほか時間がかかります。話しやすい人に、あなた自身が話しやすいタイミングで、時間をかけて伝えていきましょう。そうすることで信頼関係が築けたり、必要な情報やサポートが得られたり、解決策が見えてきたりすることもあるのです。話していくうちに肩の荷がおりて、ココロも楽になるかもしれませんね。あなた自身が希望や思いを伝えるには、ご家族や親しい人など、受けとめる側にもココロの準備が必要です。診察に付き添ってもらうなど、現在の症状やこれからの見通しを共有しておくことも大切です。
私達も、あなたのチームの一員です!
高額療養費などお金の悩みを軽くする社会保障制度は利用されていますか。利用していても、働くことが難しくなったり、治療費が高くなったりと不安が増したら障害年金の申請を考えてみましょう。経済的な柱は精神的な支えとなります。あなたが、ご自身や大切なご家族の生活を支え、守ることにもつながります。
一度障害年金を専門にしている社会保険労務士に相談してみませんか。社労士はあなたのチームの一員です。社会保障制度や年金の知識も豊富で、あなたの不安を減らす助けになります。
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一般社団法人CSRプロジェクト(患者会が催している就労相談)
がんを経験した専門の相談員*1が中心となり、電話やオンラインサロン形式で、あなたの「働く」をサポートします。
お申し込みはホームページより受けつけています。*2
*1. 社会保険労務士、キャリアコンサルタントなど
*2. 就職のあっせんはしていません
都道府県ごとの社労士会及び相談窓口が確認できます。