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仲間からのメッセージ

自分が安心できることを暮らしに取り込んでいく


食事の工夫


がんと食事の因果関係を語るのは難しいのですが、自分のカラダを作るのは食べ物。よい食事も治療のひとつと考えています。糖分控えめ、なるべくご飯は玄米、パンなら全粒粉などミネラル多めの主食。自然栽培の野菜で常備菜を作ってもらいビタミンを確保。納豆など発酵食品もできるだけ。これって結局、昔ながらの和食に近い。さらに、腹八分目、よく噛むなど昔からよいとされている食べ方をするのが最もカラダに優しいと体感しています。特別なことじゃなく、昔ながらの食事を。結局、現代の飽食の誘惑に負けないことが一番大切だと実感しています。

Y.N.

私が心がけていること


1.質のよい睡眠、2.バランスのとれた食事、3.適度な運動の3つでカラダを整えると、仕事や外出、その他やりたいことができるようになり、不安要素が消えていくことを何度も経験しています。現在使用している抗がん剤の副作用で、手足だけでなく脚全体が重くしびれたようになるのですが、体調管理をしたり運動量を増やしたりすることで、悪化を抑制できているように思います。しびれを気にして運動量を減らすと筋力が低下して治療効果も下がるので、意識的に運動量を増やすようにしています。自分にとって「楽しい・嬉しい・おかしい」をリストアップしながらココロも整えています。患者は常に結論の出ない、解決しないことを、どこかで持ち続けなければいけません。それらに影響されない自分を作るために、私はこれらの「セルフケア」を心がけています。

朝散歩

イラスト

先延ばしせずに 話し合っていく


子ども達に「死」というものを理解してほしくて、私の父との最期の時間を子ども達も一緒に過ごしました。もともと私の病状については話していましたが、死期が近づく父の姿を目にすることで子ども達が私の死も連想したのではと感じました。そこで、私自身の気持ちや希望を話しておこうと思い、子ども達と父の病院を往復する車のなかで治療や最期を過ごす場所などについて話題にしました。

「最期の印象が自宅に残ってしまうのはいやだから、ママも最期は病院がいいな・・・」と話すと、3人の子ども達は神妙な顔になりながらも真剣に耳を傾けてくれました。一人ひとり性格が違い、受け止め方もそれぞれ。伝え方に注意が必要なときもありますが、きょうだい同士や家族のなかで共有できていることはお互いにとって安心です。話し合った内容を具体的に文字に残すことはしていませんが、主治医にもお伝えしています。変わっていく状況を受け入れるには、誰だって時間が必要だと思います。私自身が冷静に話す姿と不安で涙しながら話す姿では、受けとめる側の気持ちも違ってきます。状況や環境の変化はあると思いますが、これからも自分のカラダやココロが安定しているときに、大事に思うこと、大切にしたいことなどを整理して、先延ばしせずに大切な人達と話し合っていければと思っています。

みやちゃん




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