気持ち

「今までの治療は何だったんだろう･･･」
「腫瘍マーカーの上がり方が気になっていたけど、もう少し今のお薬が使えると思っていた」
「最近痛みが続いていたけど、まさか新たに転移が見つかるなんて･･･」
あなたは今、抑えきれない気持ちでいっぱいになっていることと思います。
お薬が変わることで、再発の診断を受けたばかりのころとは違った感情が湧きあがり、認めたくない！と思ったり、イライラしたり、悲観的になったりすることもあるでしょう。

お薬が変わるということは、また一歩進んでしまったということだよね。
治療は順調だと思っていたのに･･･
なんで私ばっかり？家族には何て説明しよう。

これまで治療をがんばってきたのに･･･
とことん落ち込んだり、大丈夫！って思ったり、毎日変わるこの気持ち。
どこに吐き出したらいいの？

せっかく生活のリズムができていたのに･･･
新しいお薬になると、新たな副作用とも付き合わないといけないってことか･･･
また周りに迷惑をかけてしまうことになるのかな。

ココロのモヤモヤは簡単にほぐれないかもしれませんが、まずは、あなた自身のがんばりを自分でほめてあげましょう。そして、葛藤やとまどいと向き合ってきたこれまでのあなた自身を振り返りながら、少しずつ気持ちを整理してみましょう。乳がんに対するお薬はたくさんの種類があります。これからも納得して治療を続けていくために、治療を支援してくれる人・頼れるチームを作っていきながら、「今できること」について医療者やご家族、あなたの周りにいる大切な人達と改めて一緒に考えていきましょう。