膀胱がん
膀胱がんとは
原因:「膀胱がん」の原因は?
膀胱がんの原因として、以下との関連性が知られています。1,2)
•喫煙との関連
喫煙は、最も重要な危険因子とされています。喫煙者は非喫煙者と比べて、膀胱がんの発症リスクが2.04~3.47倍に増加するといわれています。
•原因となる化学物質との関連
印刷業や製造業、研究などで原因物質(芳香族アミン類)を含む化学物質や染料を扱っている人は、膀胱がんのリスクが高くなります。
その他には、膀胱内の慢性炎症や、放射線治療時の膀胱への被曝、一部の抗がん剤、精神安定剤の長期投与によって、膀胱がんの発症率が高くなることが知られています。
1)日本泌尿器科学会 編. 膀胱癌診療ガイドライン 2019年版. 医学図書出版, p9-10, 2019.
2)山本新吾. 泌尿器 Care&Cure Uro-Lo 2016; 21: 456-458.