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日々の暮らし

よりよい日常を送るために、 つらいことは がまんしない

カラダやココロ、暮らしなどに関するつらさは、早いうちから考えていきましょう。

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ひとりで考えすぎないで


日常生活では、カラダやココロ、暮らしのことなど、今まで通りにいかないことも出てくるかもしれません。考えること・悩みごとが大きくなりすぎると、治療や日常生活に影響することもあるでしょう。そのため、日常生活を維持・改善するためのカラダやココロの治療やケア*1を適切に受けることは、とても大切です。

カラダやココロのつらさをやわらげる=「緩和ケア」と聞くと、あなた自身や医療者も「まだ必要ない」と考えてしまったり、ご家族などの周りの方も「まだそのタイミングではない」など、ネガティブにとらえてしまったりすることがあるかもしれません。緩和ケアを「人生の最終段階で受けるケア」とイメージしている方はまだまだいらっしゃいますが、痛み止めのお薬を服用したり、看護師があなたの気がかりを聞いてくれたり、ちょっとしたことを気にかけてくれたりすることも緩和ケア。日常生活でもよくあることで、決して特別なことではないのです。

*1. 支持療法(supportive care)とも言われています。最近では緩和支持治療科や緩和支持療法科といった診療科名も増えてきています。

「予防していく」という考え方


緩和ケアは「症状が出てから対応」するのではなく、カラダやココロ、暮らしなどに関するつらさが出たときから、そのつらさが大きくならないうちに考えていきましょう。また、あなたの考えがうまく整理できないときにも、さまざまな専門家が、あなたのモヤモヤの原因を整理してくれるかもしれません。つらさが強いときや、複雑な問題を抱えているときには、緩和ケアチームが専門的にかかわり、あなたやご家族など周りの方を支えてくれるのです。

QOL(生活の質)*2を維持・改善していくうえで欠かせない緩和ケア。がん治療と一緒に受けることができますので、「緩和ケアを受けてみたい」と担当医や看護師にご相談ください。

*2. QOL:Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)

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メッセージ
サポートは複数あった方が安心です

再発後、早いうちから緩和ケア科も受診しています。それは、沢山の患者さんを抱える主治医の時間を治療の相談以外で使うのは気が引けること、そして「もう薬がありません」と言われて初めて緩和ケア医に会うのは心理的に厳しいな、という思いからでした。その選択は正解でした。

サポートは複数あった方が安心です。主治医や薬剤師、そして緩和ケア医など、複数のサポートを持つことで、一人に寄りかからずにいられます。自分をサポートするチームをつくる、そんな気持ちで今日も病院に向かいます。

ふじっこ



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